ツイッター社は2020年9月25日、記事を読まずにシェアをするユーザーが一定数いることを踏まえ、読んでいるかどうかを確認する機能を試験導入していると報告した。
導入の結果、記事をリツイートする前に内容を確認するユーザーが33%増加するなど、一定の効果があったという。
まもなく正式導入?
「記事をツイートをする場合や、共有する場合は、リンク先の記事の内容を確認してから、ツイートをするようにしましょう」
ツイッター社および日本法人の公式アカウントは25日、同社が実施中の試験機能を念頭にこんな呼びかけをした。
同社によれば、現在一部の利用者を対象に、記事をシェアする前に内容を把握しているか確認する表示をしている。具体的には、記事のURLを含んだツイートやリツイートをする際、「見出しだけでは全容はわからない」とのメッセージが表示される。見出しだけを読んで投稿するユーザーが一定数いるためとみられる。
ツイッター社は6月11日、同機能はAndroid端末を対象に試験導入したと明かしており、「記事を共有することで会話が活発になるため、ツイートする前に読んでおいた方がよいでしょう」と促していた。
試験導入の結果、「もっと読むようになる ― 表示を見た後、記事を開いた利用者が40%増加」「より多くの情報を含んだツイート ― リツイートする前に記事を開く利用者が33%増加」「一部の利用者は、記事を開いた後にリツイートをしませんでしたが、問題ありません(下書きのまま残したほうがいいものもありますから...)」といった効果や感触があったという。
近日中に、同機能を一部改善の上、正式に案内するとしている。
発表を受け、ユーザーからは「記事読んで確認してからRTするって、当たり前だと思ってた...」「ちゃんと記事を読んで注意深くツイートするように、指導してくれるようになるのね」などと反応が寄せられている。