「私があえて『選択肢』という言葉を多用しているのは」...
さらに、「選択肢」という言葉を用いる理由も説明。実際の政権交代の前段階として位置づけているようだ。
「私があえて『選択肢』という言葉を多用しているのは、まずは次の総選挙の公示の時点までに、選択肢として認めていただきたい。その上で、2つの選択肢のどちらを選ぶのかという選挙で我々を選んでください、という選挙に持ち込みたい。したがって、現在はまず『選択肢』になりたい。『選択肢』にしていただけるように頑張りたい、こういうことを訴えている」
一方で枝野氏は、二大政党制のあり方について、次のように述べてもいる。「足腰」強化にどの程度の時間がかかるかも論点になりそうだ。
「自民党の強さは、私は、いわゆる『足腰の強さ』だと思う。地域における運動量、活動量、それが地方自治体議員も含めたネットワークとして、それは我々と比較にならないぐらい強い。やはり我々は、そこを作っていかない限り、いわゆる二大政党的な構造は作れない。そういった意味では、(綱領の制定で)掲げる旗印を明確にしたというのは大きな前進だと思っているが、やはり本当の意味で政権交代が適度に行われる状況を作るためには、やはり『足腰』、地方組織や自治体組織の仲間、そういったところを強化する。それが決定的に必要だ」
特派員協会で現役の首相が会見したのは、小泉純一郎氏(在任:01~06年)が最後。枝野氏が首相として改めて会見することを期待する声には、「是非、来年の今頃ぐらいに来たい」と応じて会見場を後にした。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)