問題はやっぱり手続きのややこしさ
このようにおいしいサービスなのだが、問題は「マイナンバーカード」を持ち、所定の手続きが必要なことだ。そもそも「マイナンバーカード」の普及率は低い。総務省によると9月現在、全国におけるマイナンバーカードの交付枚数率は人口比19.4%にとどまっている。
恥ずかしながら筆者も9月まで「マイナンバーカード」を持っておらず、8月に手続き申請をした。申請に必要な「個人番号カード交付申請書」を取り寄せるなどして、結局のところ申請から取得まで約1カ月を要した。
取得したら「マイナポイント」の予約・申し込みなどの手続き作業が必要となる。自治体によっては市役所・区役所に「マイナポイント」に関するブースが設置されており、懇切丁寧に教えてくれる。
正直なところ、普段からキャッシュレスに親しんでいる私でも「複雑だな」と思った手続き作業。「マイナンバーカード」の発行も含めて、もう少し簡素化・迅速化してくれると助かるのだが......。