このエテュセの広告すごい――化粧品メーカーエテュセ(東京都港区)の広告がSNS上で大きな注目を集めた。広告に映る女性の目元や髪や背景は落ち着いた同系色でまとめられている。しかし口元とスカートだけ、鮮やかな刺し色を用いられているのが印象的だ。また、両ひざを頂点に垂れるスカートは、自然に「唇」のシルエットを描く。
J-CASTニュースは、エテュセに、制作背景などについてメールで取材を行った。
シンプルだからこそメイクやファッションに注目
「コンセプトを、ビジュアルだけで素晴らしく表現してる」といったファンのツイートが発端で、ツイッター上ではエテュセの広告が話題となった。
「エテュセ、リニューアルで一気によくなった!」
「こんなシンプルなのに脳天直撃するの凄い」
無地の背景に人物だけというシンプルな広告だが、その分、色味やメイクといった細かなところに注目が集まる。
「スカートが唇のかたちをしてるのが素敵」
「リップとスカートの色が同じなのも素敵」
「アイラインもジャケットとか髪色に合わせてるのかなって感じで素敵ですね」
エテュセの広告のこだわりは、メイクだけでなく、ファッションやスタイルまでを提案すること。そのために、今回のSNS上での反響には手ごたえを感じたようだ。
「エテュセはファッションとメイクの合わせ方というスタイル提案をするというコンセプトのもと、顔のクローズアップではなくファッションやヘアスタイル、モデルの表情までを含めたトータルで"ニュアンスワントーンスタイル"というテーマを表現しています。そのことに気付いていただけて、ご好評いただけていること大変嬉しく存じます」
同社は、1991年に「自由のステキ」を標榜する化粧品ブランドとして登場した。誕生から30年目を迎えたことし3月、新たなコンセプトのもと商品ラインナップなどを刷新。「今から変わるよ。なりたい私に。」というメッセージを打ち出し、広告に力を入れている。