2020年9月20日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)において、パネリストを務める「ダウンタウン」の松本人志さん(57)の「イジり芸」が光る一幕があった。
番組序盤では9月16日に発足した菅内閣についての特集が放送されたが、そこに登場したフジテレビの平井文夫上席解説委員は早くも噂される衆議院解散の可能性について解説を行ったが、その解説のツッコミどころを松本さんは見逃さなかった。
「こういう時にやらない総理っていないですから」
解散の可能性についての話が盛り上がる中、平井氏は各メディアの世論調査で菅内閣の支持率が非常に高いことに言及。その上で、
「内閣支持率が60(%)とか70(%)とか行ってるんですね。こういう時にやらない総理っていないですから」
「これだけ高いと、絶対に現有議席より上、取れるんですよ、今やったら。つまり、議席が増えるんです。280が300ぐらいになっちゃうんですよ」
と、9月20日時点での自民党の衆議院での現有議席である「284」を示しつつ、「僕なら絶対やりますね」とキッパリ。近日中に解散があるとしたら、それは選挙の定石であるとの考えを示した。
加え、平井氏は「(選挙は)絶対に勝てる時にやらなきゃダメなんですよ」と指摘。これに対し、番組司会を務める東野幸治さん(53)は「11月1日が大阪都構想の住民投票になりますから、ここにぶつけてくるか......」としつつ、同日以降はアメリカ大統領選挙が11月3日にあるため、年内は行われないのではないかと解散総選挙の具体的な時期を推し量った。
しかし、トークがまとまりかけたその時、平井氏は「11月とか12月もあり得ます」「(年内)ギリギリぐらいまでは。クリスマスイブ(ぐらいまでは総選挙はありうる)」とさらに発言。すると、そこに松本さんが割って入り、「何やさっきから結構適当なこと言ってません?」と、まとまりかけたトークを平井氏が混ぜ返したことをイジった。
解散時期の予想が思いのほか広めになったことを松本さんが突っ込んだため、スタジオにはスタッフの大きな笑い声がこだまする結果に。思わぬところで笑いが起きたために平井氏が苦笑いする中、東野さんは「逆に言えないこともいっぱいあるってことでしょ?」と、平井氏をフォローしたのだった。