安倍晋三前首相が2020年9月19日に東京・千代田区の靖国神社を参拝したことを受け、韓国や中国のメディアは相次いでこれを報じた。
また、自民党の山田宏参院議員は安倍氏に対して米・トランプ大統領の靖国参拝を希望するツイートを投稿している。
中国メディアは詳細な分析記事
安倍前首相は19日朝9時51分、自身のツイッターで「本日、靖国神社を参拝し、今月16日に内閣総理大臣を退任したことをご英霊にご報告いたしました」と投稿。安倍氏が靖国神社を参拝するのは、第二次安倍政権下の2013年12月以来、およそ7年ぶりとなる。
海外メディアは、安倍前首相の靖国参拝を相次いで取り上げた。韓国の公共放送・KBS(韓国放送公社)はニュースサイト「KBSニュース」で「安倍晋三前首相が、A級戦犯が合祀された靖国神社を参拝」と報道。また、中国共産党機関紙・人民日報系メディアの環球時報(電子版)も、安倍氏の靖国訪問が意味するところについて専門家の分析を交えた記事などを配信している。
日本のツイッター上でも、安倍氏の参拝に対して様々な受け止め方が広がっている。そうした中、自民党の山田宏参院議員は安倍氏の靖国訪問ツイートに対して「ありがとうございます」としつつ、
「2013年12月26日の参拝以来、残念ながら諸事情で首相としての参拝が叶いませんでしたが、トランプ大統領が再選されたら、是非トランプ大統領の靖國参拝実現に尽力していただきたいと思います」
と、安倍氏との良好な関係が伝えられてきたトランプ氏の靖国参拝を希望するツイートを投稿した。
本日、靖国神社を参拝し、今月16日に内閣総理大臣を退任したことをご英霊にご報告いたしました。 pic.twitter.com/ZpyrtLrpRE
— 安倍晋三 (@AbeShinzo) September 19, 2020