生活情報サイト「レタスクラブニュース」が2020年9月17日に配信した記事「『毒メシ』をやめて成績アップ!子どもが天才になる食事」が突如、削除された。
子どもの学力向上を妨げる原因に「毒メシ」を挙げ、食生活改善の必要性を訴える内容だが、SNS上では懐疑的な声が広がっていた。
「腸や脳に炎症を引き起こす」
記事は、マンガ形式で展開する。見出しに(1)との通し番号があり、連載の初回とみられる。
主な内容はこうだ。学習塾で指導する講師が、瞑想中などに落ち着きのない生徒を見つける。授業後の休憩中、この生徒が唐揚げ弁当を食べており、「今日も唐揚げ弁当か」と声をかけると、「唐揚げ大好きなんだもん!」と返事があった。
講師が「もしかしたら食べるものと子どもたちの学力には何か関係があるかもしれない」と考えていると、見知らぬ男性がいきなり現れ、「そうなんだよ兄さん!現代の子どもたちの食べているものの多くが『毒メシ』なんだ!」と同意した。
マンガによれば、学力向上を妨げる要因の一つは「毒メシ」だといい、勉強の前に「健康的な頭脳を取り戻すことが必要」だと断言する。
「毒メシ」がどのような食品を指すのかは明らかにしていないが、「腸や脳に炎症を引き起こす」「血糖値のコントロール機能を破壊する」「体から栄養を奪い取り、毒を与える」と特徴を説明している。
その後、母親が子どものために弁当を作る描写が挟まれる。2か月後、落ち着きのなかった生徒の集中力は高まり、テストで100点を取った――。とのストーリーだ。