無所属から立憲民主党に合流した小川淳也衆院議員が、菅義偉首相の出自を明らかにする必要があるとした発言をめぐり、2020年9月17日にツイッターで謝罪を行った。
「私の未熟を深くお詫び申し上げます」
小川氏は14日、テレビ番組「報道1930」(BS-TBS)で、
「叩き上げストーリーをもし作られているとしたら、それはちゃんと実情を見ないといけない」
「逆の意味の虚像を作っているのであれば、それはきちんと国会も含めて、どういう人物なのか、というところをしっかり明らかにすることが、総理大臣としては最初の仕事であるような気がします」
などと、持論を展開。その後「少し真意が十分伝わらなかった」としてツイッターの動画などで釈明をしていた。そして今回、
「一晩置いてよく考えさせて頂きました。この間のお叱り、ご批判を真摯に受け止め深くお詫び申し上げます。真意をお伝えしきれず、多くの皆様を傷つけ、不愉快な思いをおかけいたしました。重ねて深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございません」
と文章で前置きをし、動画の中でも
「元々は、新しい首相の経歴は『等身大で報じられるべきだ』という問題意識でした。しかしそれがあたかも『人を生い立ちで差別するのか』というふうに取られてしまったことは、本当に不本意で、私の未熟を深くお詫び申し上げます」
と謝罪。また、発言の経緯について、小川氏自身が「庶民の家庭で生まれ育った」という経歴を持ち、それを誇りとしながら活動をしてきたとした上で、
「巨大な権力や特に既得権としっかり戦って、公平な社会を作りたいということを、文字通り何度も発言してきた私自身の歴史があります。ひょっとしたらそこからきた発言だったのかもしれない」
と振り返った。最後に
「一方、世の中の受け止めは、いろんな諸事情を抱えておられる方々、そしてこの言葉が持つ非常にセンシティブな意味あい、こういうものに対してもっともっと敏感でなければならなかった。そのことによって結果として多くの方を傷つけ、また不信を招いてしまった」
とした上で、改めて「本当に申し訳ありませんでした」と謝罪を行った。
一晩置いてよく考えさせて頂きました。この間のお叱り、ご批判を真摯に受け止め深くお詫び申し上げます。真意をお伝えしきれず、多くの皆様を傷つけ、不愉快な思いをおかけいたしました。重ねて深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございません。 pic.twitter.com/7Adc4qCHuE
— 小川淳也 (@junyaog) September 17, 2020