「名作が沢山あったねぇ」「あの頃に戻りたい」
この楽曲には逸話もある。2000年代前半、インターネット上では規格「Adobe Flash(Macromedia Flash)」で作られた動画作品が人気を集めていた。制作手法の一つに、アスキーアート(AA)キャラクターを音楽に乗せて動かすというものがあったが、若者から絶大な支持を受けていたBUMP OF CHICKENの楽曲を用いた作品も多かった。中でも「ラフ・メイカー」「K」といった楽曲のフラッシュ作品は、ストーリー性の高さから「名作」として評価された。
BUMP OF CHICKENから影響を受けていることで知られるシンガーソングライターの米津玄師さんは、15年に電子メディア「cakes」のインタビュー記事で、こうしたフラッシュ作品を通じてBUMP OF CHICKENを知ったことを明かしている。
著作権的な問題も抱えていたフラッシュ作品だが、現在では「YouTube」や「ニコニコ動画」が普及する前のインターネットカルチャーを象徴するものとして知られている。番組ではフラッシュそのものについては取り上げられなかったものの、
「もう20年前かよ AA楽しかったなぁ 名作が沢山あったねぇ」
「ラフメイカーときいて当時のフラッシュが思い浮かぶインターネット老人...」
「Flash見てたあの頃に戻りたい」
と昔を懐かしむ声が聞かれた。
日本のツイッターでは「ラフメイカー」というワードが16日朝9時台からトレンド入りした。