政策反対官僚の「異動」は「当然」 菅氏発言めぐり橋下徹氏が「人事権の重要性」強調

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   元大阪府知事の橋下徹氏は2020年9月15日、情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)に生出演し、自民党の菅義偉新総裁に向けた提言などを行なった。

   橋下氏は、人事に関する強硬な姿勢を示した菅氏の発言を「当然です」と擁護し、政治家が人事権を行使することの重要性を語った。

  • 橋下徹氏(2015年5月撮影)
    橋下徹氏(2015年5月撮影)
  • 橋下徹氏(2015年5月撮影)

「他の国に行けばですよ、言うこと聞かなかったらバキューンって処刑、とかありうる」

   橋下氏はこの日の放送で、自民党新総裁に選ばれ、16日には首相に就任予定の菅氏へ向けた提言などを発信。菅氏の掲げる「規制改革」の実行に期待を寄せたほか、マスメディアの会見対応にも注文をつけた。

   番組では、菅氏による「人事」に関する話題も出た。菅氏は13日放送のフジテレビの番組で、政策決定後に反対する幹部官僚は「異動してもらいます」と発言。その強硬な姿勢をめぐって議論になっていたが、こうした菅氏の姿勢について司会の宮根誠司さんから問われた橋下氏は「当然です、それは」と擁護した。

   橋下氏は政治家が「人事権」を使うことの重要性について、「政治家はある意味、官僚にとって『お客様』なんですよ。任期もあるし。だから(官僚は)『自分たちでやりたい』というところがあって、そこを(政治家が)グリップしよう、その組織を動かそうと思えば、そりゃ人事権を行使しないと」と理由を説明。

   また、人事権は「最強の権力」だとし、「他の国に行けばですよ、言うこと聞かなかったらバキューンって処刑、とかありうるわけじゃないですか」と語った。その上で「民主国家はそれができない。何でやるかといえば、人事権を行使して組織を動かしていく。これはしっかり使わないとだめ」と改めてその重要性を訴えつつ、「チェックをして、野党が追及して、メディアが報じて、ダメなときには国民が審判を下して政権交代でいいと思いますよ」とした。

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