投手2枚看板が戦世離脱で戦力ダウン
今シーズン、アレックス・ラミレス監督(45)は独自采配を貫いてきた。打線では投手を8番に起用し、送りバントがセオリーの場面では積極的に打たせてきた。シーズン開幕前はDeNAの優勝を予想する評論家も見られたが、結果は74試合目で自力優勝が消滅。セ・リーグの球界OBは「今シーズンのDeNAを見ると、ベンチの意図が明確でないように見える。そのため選手が迷いながらプレーしているように見えます」と指摘する。
チーム打率は巨人の.258を上回るリーグトップの.273をマークし、チーム得点も巨人の「339」に次ぐ「322」を記録。一方で失点は巨人よりも60点以上多い。8月に入ってエース今永昇太投手(27)と平良拳太郎投手(25)が戦線離脱。同じく登録抹消となっていたオースティンがようやく復帰したが、首位・巨人の背中は遠のくばかり。残り46試合、ラミレス監督の厳しい戦いが続く。