ヒントは東海道新幹線の最終列車?
東海道新幹線の最終列車に合わせやすい主要線区はJR京都線・JR神戸線だろう。現在の京都方面の「新快速」最終列車は大阪駅発24時25分、新大阪駅発24時30分だ。最終1本前の「新快速」は大阪駅24時発、新大阪駅24時05分発となり、この列車が京都方面の最終「新快速」になるだろう。
一方、神戸方面の最終「新快速」は新大阪駅発24時19分、大阪駅発24時25分発となる。1本前は新大阪駅発23時55分、大阪駅発24時となり、何とか最終新幹線から乗り換えられるという感じだ。また従来どおり京都、神戸方面ともに最終「新快速」の後に「普通」が運行されるだろう。
次に私鉄の最終列車を確認しよう。阪急電鉄京都本線で京都府ならびに高槻市まで行く最終列車は「快速急行」京都河原町行きが大阪梅田駅発23時45分、続いて「準急」桂行き(平日のみ)が大阪梅田駅発24時、「普通」高槻市行きが大阪梅田駅発24時10分だ。一方、神戸三宮まで到達する最終列車は「急行」神戸三宮行きとなり、大阪梅田駅を発車するのは24時だ。
このように見ると、大阪駅から京都、神戸方面の最終列車に関しては「私鉄と同じになる」という感じで、ビクビクしなくてよいだろう。いずれにせよ、ダイヤ改正初日は「終電繰り上げ」を頭の片隅に置いたほうがいいかもしれない。
(フリーライター 新田浩之)