言うべき意見は言うべき時にビシッと
元銀行支店長で企業アナリストの大関暁夫氏は、
「西川さんは、余計なことはごちゃごちゃ言わない。言うべき意見は言うべき時にビシッと言うタイプでした。全銀協の会議などでの発言では、とにかく厳しさにあふれ、物言いの鋭さからも怖い存在でした。
郵政のトップに就かれて、政治に翻弄される姿には、おそらく内面で煮えたぎるものがあったのではないかというのが、想像に難くないところで、『西川カラー』が発揮できないことに忸怩たるものがあったのではないでしょうか。
今のSMBCにも、西川氏由来の住友カラーを感じます。かつての護送船団のような仲良しグループのバンカーたちとは一線を画する、まさにザ・ラストバンカーであったのではないでしょうか」
と話している。