2020年9月10日に放送された「Skyrocket Company」(TOKYO FM)に出演した俳優の東出昌大さん(32)が話題だ。
番組終盤、「ゲストパート」のコーナーに出演した東出さんは、同番組パーソナリティーのマンボウやしろさん(44)から「色々おありになったじゃないですか」「(ラジオは久しぶりとのことですが、)何で生放送で?」と聞かれると、「いえいえありがたいです」と回答。しかし、その後、両者の会話は進まず、しばし無音の時間が。東出さんと言えば1月に発覚した女優の唐田えりかさん(22)との不倫が原因で8月に女優の杏さん(34)と離婚したばかり。そのため、まさしく「必然的な」沈黙の時間が流れてしまったのだ。
「こうなったら、『とんでもない俳優』になることが正解なのではないか」
そして、やしろさんが、「コラー! 東出さん、難しいんですよ!」と口火を切ると、スタジオ内は笑いに包まれてしまったのだ。この後、やしろさんは東出さんについて、「生き方は本人が決める」としつつ、「こうなったら、『とんでもない俳優』になることが正解なのではないか」「今後、東出さんが演じるものを、見たいです、ちゃんと。見ていきたい」と、東出さんに励ましの言葉を浴びせたのだった。
このため、東出さんは、
「でも、色々あって、こうやって、その後仕事に、携わることができて。もう、1日も無駄にできないなって思うので、もうあとは、やるしかないなって思いながら、うん、毎日進んでいこうと思っています」
「それは何のためかは、今、ここではもちろん言わないですけど、言わないっていうか、何のためかって...色々...」
「やっぱり......もう......うーん、子供のっていうか......ごめんなさいこんな空気になっちゃって。何か、生放送っていうことを忘れてしゃべっちゃった! 今絶対ブースでマネジャーさんが頭をかかえているだろうって(笑)。でも、はい、もう1日も無駄にできないので、やっていきます」
とも語り、新たなスタートであることを強調したが、その口調はたびたび言葉に詰まるなどたどたどしいものだった。
「優柔不断ぶり」を生かしてキャスティングに...
新しいスタートを切る絶好の機会だったはずのラジオ出演だったが、歯切れの悪さは否めなかった今回の東出さんの出演。また、放送を聞いたリスナーからも「あーせっかく楽しい番組だったのに東出さんなんか来なきゃ良かったのになぁって思うんですけど」といった声が上がるなど、東出さんの詰まり気味の声など聞きたくなかったとするツイートが飛び出すなど、まだまだ東出さんを許さないとする声は根強い。
ただ、これらを見ていくと、今後、東出さんは、この「歯切れの悪さを生かして」芸能界で生き残っていくのではないだろうか。というのは、東出さんが歯切れが悪かったのは、何も今回が初めてではないのだ。3月に開いた記者会見では回答の際に10秒前後押し黙るシーンが何度もあったほか、終始、目は泳ぎ気味。さらには、妻である杏さんと不倫相手の唐田さんのどちらが好きかとの質問にはやはり即答できず、「申し訳ありませんがお答えできません」と言葉を濁すなど、その「優柔不断ぶり」が目についたのは記憶に新しい。
これらを総合すると、東出さんはいっそのこと、その「優柔不断ぶり」をそのままキャラクターとして利用し、ドラマや映画に出演するさいには「優柔不断な男」の役でキャスティングされるよう、みずからの「個性」を強調していくべきではないだろうか。ラジオ番組中でやしろさんが言っていた「とんでもない俳優」というのが、東出さんの個性を利用したものを想定した上での発言だったようにも感じられるのは、あながち気のせいではないようにも思える。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)