家電量販店のヤマダ電機は、東京・JR新宿駅東口にある大型店「LABI新宿東口館」を2020年10月4日で閉店すると発表した。
ツイッター上では同じビルにある「ユニカビジョン」に対する心配の声が集まっているが、ユニカビジョンの運営会社の担当者はLABIの閉店後も「(ビジョンの設置を)継続いたします」とした。
「君の名は。」でも登場のユニカビジョン
ヤマダ電機LABI新宿東口館は10年4月にオープン。全9フロアの大型店で、「女性に優しいNEWスタイルLABI」を掲げ、美容カウンセリングフロアやデコレーションコーナーなどを設けた。
ただ、ヤマダ電機が9月10日に発表したニュースリリースによると、新宿エリアではLABI新宿東口館に加え、LABI新宿西口館、グループ会社で6月から家電製品も本格導入している大塚家具の新宿ショールームが立地。こうした「自社競合関係」からの効率化を図るため、10月4日でのLABI新宿東口館の閉店を決定したという。
ツイッター上では「えーーー驚き!」「残念だな」と閉店を惜しむ声が聞かれた。一方、それ以上に注目が集まったのが、同ビルの外壁に設置されている「ユニカビジョン」の処遇だ。3面からなる横長の大型ビジョンにはアーティストのミュージックビデオなどの映像が流れ、その様子をスマホで撮る人も多い。16年の大ヒット映画「君の名は。」でも登場し、「聖地」として有名になった。
今や新宿のランドマークの一つとも言えるユニカビジョン。それだけに、LABI新宿東口館の閉店決定を受けて、「ユニカビジョンはどうなる?」「そのまま?」と今後を心配する声が相次いだ。
これについて、ユニカビジョンを管理する株式会社ユニカ(新宿区)の担当者は11日、J-CASTニュースの取材に対し、LABIの閉店後も「(ビジョンの設置を)継続いたします」とした。