「空間噴霧」には厚労省も慎重な姿勢
なお、厚労省は次亜塩素酸水の「空間噴霧」に関しては、公式サイトで以下のような見解を示している。
「『次亜塩素酸水』の空間噴霧で、付着ウイルスや空気中の浮遊ウイルスを除去できるかは、メーカー等が工夫を凝らして試験をしていますが、国際的に評価方法は確立されていません」
「安全面については、メーカーにおいて一定の動物実験などが行われているようです。ただ、消毒効果を有する濃度の次亜塩素酸水を吸いこむことは、推奨できません。空間噴霧は無人の時間帯に行うなど、人が吸入しないような注意が必要です」
「なお、ウイルスを無毒化することを効能・効果として明示とする場合、医薬品・医薬部外品の承認が必要です。現時点で、『空間噴霧用の消毒薬』として承認が得られた次亜塩素酸水はありません」