「続投」采配裏目の佐々岡監督 「投手としてあれだけの実績がありながら...」「判断いつも遅い」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   プロ野球の広島は2020年9月9日、マツダスタジアムでヤクルトと対戦し延長10回10-10で引き分けた。6回までに大量7点をリードする展開だったが、先発・野村祐輔投手(31)が7回に突如乱れ4失点で降板。その後は中継ぎ陣が踏ん張れず8回には3点を失い同点とされた。両軍合わせて31安打が飛び出した乱打戦を制することができず、またも延長戦で勝ち切れなかった。

またも100球付近で息切れ

    7点リードの7回、野村が突然乱れた。先頭・山崎晃大朗外野手(27)にセンター前に運ばれ続く坂口智隆外野手(36)を四球で歩かせた。無死1、2塁の場面で山田哲人内野手(28)に痛恨の3ランを許した。さらに4番・村上宗隆内野手(20)にライトスタンド中段に運ばれ、この回4失点でマウンドを降りた。

   8回は塹江敦哉投手(23)が3番手としてマウンドを任された。3点をリードしながらも塹江は踏ん張ることが出来なかった。先頭の西浦直亨内野手(29)に内野安打を許し、1死2塁から廣岡大志内野手(23)にタイムリーを打たれ1失点。さらにピンチは続き、村上、塩見泰隆外野手(27)に連続タイムリーを許して同点とされた。

   味方打線の大量援護がありながらも中盤で息切れした野村。前回登板の7月2日の中日戦でも同じような光景が見られた。6点リードで迎えた6回、それまで無失点で抑えていたが突如乱れ5失点。結果的に勝ち投手となったものの100球付近で息切れし、スタミナ面で不安を残した。そしてこの日も100球を前にして乱れ始めた。

リーグ3連覇支えた選手に勤続疲労が...

   大量7点のリードを守り切れなかった佐々岡真司監督(53)の采配に鯉党から不満の声が上がっている。前回登板で6回に息切れした野村を7回に続投させた采配に対してネット上では「佐々岡の判断はいつも遅い」「投手としてあれだけの実績がありながら」「残念な采配」などの声が上がっている。

    今シーズンはクリス・ジョンソン投手(35)をはじめとするリーグ3連覇を支えてきた選手らが低迷し、球界関係者から勤続疲労を指摘する声も上がっている。V奪回を掲げ新生・佐々岡カープが船出したものの、現状は優勝争いにすらからめず借金「8」でヤクルトと最下位を争っている。残り52試合、広島が浮上するきっかけをつかめるのか。佐々岡監督の采配に注目が集まる。

姉妹サイト