「何かをやり遂げるって、こんなに感動する事なのね」
そして、64周目。ユーカリが丘駅を0時22分に出発した最終列車は地区センター駅、公園駅、女子大駅、中学校駅とゆっくり進む。最後の14分間を走り終えた車両は、0時36分にユーカリが丘駅へと戻ってきた。乗車時間15時間12分、開始からの経過時間20時間5分、合計乗車距離332.8キロメートルの「長旅」が終わった。
同じ路線を64回連続で乗り続けるという前代未聞の挑戦。一連の投稿を見届けていたツイッターユーザーからは、
「ゴールおめでとうございます!!!!元気貰えました、明日からもがんばれそう」
「乗ったこともない路線だが好きになってしまった。感動をありがとう」
「何かをやり遂げるって、こんなに感動する事なのね」
と賛辞の声が相次いだ。
駅のホームでは山万の社員と駆け付けたファンが待ち構え、ひがし(らすかる)さんの偉業をたたえた。挑戦者には、山万の社員からこんな表彰状が手渡された。
「あなたは、山万ユーカリが丘線に、始発から終電まで1日乗車し、SNS上で盛り上げてくださり、社員一同感謝しております。これからも楽しく安全にユーカリが丘線にのってください」
複数回の差し入れなどで、ひがし(らすかる)さんの挑戦を支えた山万。同社の広報担当者は8日、J-CASTニュースの取材に対し「一日ご乗車いただいているということなので、何かしらできないか、ということで(差し入れなどを)やらせていただいた」と語った。