一方近年、大活躍が続く香川照之さんと大森南朋さん
ただ、その「龍馬伝」の出演者を見ていくと、近年、特に勢いが出ている役者が出演していたのも事実だ。土佐藩士・岩崎弥太郎役とナレーションを務めたのは香川照之さん(54)だが、香川さんは2020年7月期のドラマ「半沢直樹」(TBS系)で、前作に引き続き大和田常務役で出演し、視聴者から絶賛を浴びているほか、「香川照之の昆虫すごいぜ!」(NHK・Eテレ)では「カマキリ先生」として人気を博すなど、その「スパークぶり」は目覚ましいものがある。
また、土佐藩士・武市半平太役で出演した大森南朋さん(48)は同じく7月期ドラマ「私の家政夫ナギサさん」で、主人公を的確にサポートする家政夫・鴫野ナギサ役で出演し、そのラストは多くの視聴者から支持を集めたことで記憶に新しい。
これら、香川さん、大森さんの対照的な活躍ぶりを目にしてしまうと、前述の3人の「残念ぶり」は嫌でも強調されてしまうというもの。それにしても「龍馬伝」の時点で、すでに芸能界で確固たる地位を築いていた面々だが、そこから10年を迎えた今になってここまでの明暗が分かれるとは――。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)