石破、菅、岸田...3候補「子育て観の違い」浮き彫りに 自民党総裁選・公開討論会

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「中学校、高校では運動部に入って最後までやれ」

   中でも3人の考え方の違いが浮き彫りになったのが、「子育て」に対する考え方だ。石川県連の安居知世女性局長(石川県議会議員)は「子育てをする中で、父親として子供たちに伝えたかった事」を質問した。

   3人の息子がいる菅氏は「息子たちにとっては厳しい父親であったと思います」としつつ、「子供たちに言ってきたことは『とにかく中学校、高校では運動部に入って最後までやれ』ということです。運動部の中で、育ててもらう。勉強しなくてもいいから、人との関係を講じることができるのは、そうした『部活』だと思っています」と、部活を通じた人間教育の重要性を主張した。

   菅氏と同じく3人の息子がいる岸田氏も「息子との接触は限られていた」と政治家ならではの苦悩を語りつつ、「今元気で成人をしてくれたことについては、逆に感謝をしたいと思います。自分の道をしっかり選んで、その道で悔いないように頑張ってもらいたい」と、子供の意思を尊重する考え方を示した。

   2人の娘がいる石破氏も「妻が娘の部屋に選挙ポスターを貼り、『はいこれは誰でしょう』なんつってやっていて、家に帰ったら『ポスターの人が来た』と(娘に)言われて愕然としたことがあります」とエピソードを披露。一方で、「一番大事なのは、泣いている子がいたら『どうしたの』って言える、そういう子であってほしい。そう思ってきました。(期待に)応えてもらえたらうれしい」と「優しさ」を持つことの大切さを語った。

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