ニコニコ生放送で2020年9月8日、実写映画「デビルマン」が放送された。同作は、永井豪さんの人気マンガ「デビルマン」を原作として2004年に放映された。原作の人気とは裏腹に、この実写映画に対しては多くの酷評が寄せられたことで知られている。今回配信を行ったドワンゴが提供しているオンライン百科事典「ニコニコ大百科」でも、「邦画界を代表する伝説級のクソ映画」などと説明されている。
しかし今回の配信では、視聴者は9万人を超え、約14万ものコメントが寄せられるなど大盛況だった。約16年の時を経て配信された「デビルマン」、視聴者が抱いた感情とは。
放送後の感想アンケート、「良くなかった」58%
今回の放送では3回にわたって繰り返し同作を放送した。19時に配信が開始されると、多大なコメントに画面が覆いつくされた。1周目の中盤ほどになると、一部無料会員が追い出されてしまうほど混雑し始めた。仕様により、クライマックスは有料会員だけが視聴できるのだが、コメント欄は賑やかなままだった。
しかし放送後の感想アンケートでは、「良くなかった」が58%、「とても良かった」が27.2%と、やはりあまりいい評価ではなかった。
J-CASTニュースは、SNS分析ツール「ソーシャルインサイト」を通じて、ツイッター上の「実写版」もしくは「映画」の「デビルマン」について言及したツイートを分析(サンプル調査)すると、ポジネガ分析ではポジティブが22.5%、ネガティブが7%だった。
そして、同時に発言された言葉の出現回数や重要度をスコア化したランキングでは、形容詞部門で「やばい」「面白い」が上位だった。「やばい」と発言したユーザーの投稿には
「やばいやばいと聞いてたけどちょっと見ただけでやばいと思った」
「流石にデビルマンやばいな 絶対初見じゃ全く理解できないし映画館で見たら暴動ものなのです」
など、衝撃を伝える書き込みがあった。
一方で「面白い」という語を用いたツイートには、
「デビルマンは見た後面白かったシーンや印象に残るシーンがちゃんと記憶にあるので言うほどの悪魔的映画ではないかなと思う」
「実写版のデビルマン普通に面白かったな... 友達とゲラゲラ笑いながら観るにはいい映画」
といったものが寄せられた。また9月8日に限っては、デビルマンを見ることを強要するのは良くないといったツイートが話題となっていた。
本日8(火)19時~
— ニコニコ生放送【ニコ生公式】 (@nicolive_PR) September 8, 2020
\実写版 #デビルマン ニコ生初配信/
永井豪原作による傑作コミック「デビルマン」を最新のCG技術を織り交ぜて実写化。
19:00~「デビルマン」
20:56~「デビルマン」
22:53~「デビルマン」
3回上映予定
▼視聴https://t.co/Ym6ZSsVSwB#ニコ生ホラー #実写デビルマン