ガンプラ「せどり」にバンダイも困惑 コロナ禍も影響?「今までこういう問題は起きてなかった」

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年内には解決に目途?その理由は...

   バンダイスピリッツでは、エントリーグレードのモデルを9月4日から事業部運営の施設「ガンダムベース」で先行販売を始めたが、770円(税込)の定価より3倍前後の高値で、メルカリなどで転売されている。

   ガンダムベースの東京店では、山積みになったエントリーグレードのモデルが飛ぶように売れ、1人1日5個までの制限をかけたものの、4日のうちに品切れになった。翌5日に再入荷したが、7日にはまた品切れになり、公式ツイッターでは、「再入荷の予定はございます」と繰り返したが、それでも転売行為は続いている。

   ツイッター上などでは、「転売は買う人が居るから成り立つ」と擁護する声もあったが、愛好者らからは苦言が相次いでいる。「欲しい物が普通に買えなくなるのが迷惑」「せどりとか言ってるけどただの転売だろ」「最近ガンプラの転売酷いよね」などと書き込まれていた。

   バンダイスピリッツの広報担当者は8日、転売が相次ぐ状況について、J-CASTニュースの取材にこう説明した。

「ガンプラ発売40年で、絶版の1アイテムや限定版などを除き、2500種類すべてを今でも生産していて買うことができます。40年前の300円のでさえそうです。今までこういう問題は起きていませんでしたが、昨今のコロナ禍による巣ごもり需要が国内外で伸びてきて、生産できる上限以上になっています。転売が増えているとしたら、こういう時期だからということもあると思います」

   こうした転売に対する今後の対策については、こう言う。

「現在、昨年発表した静岡の生産工場増築を進めており、年内には稼働できそうな見込みになっています。そうなると、生産能力が今の1.4倍に上がります。生産体制を整えた結果、商品がお客さまの手元に届くようになると思います。エントリーグレードといった新商品は、コンビニやイベントなど様々な形で今後販売し、12月からは一般販売も始まりますので、もうしばらくお待ち下さい。限定版などにつきましては、いつかは品切れになりますが、それはガンプラだけに限らないと思います」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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