2020年9月8日に放送された「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)では、大手ゲーム会社であるセガの失敗談が紹介された。SNS上では、「SEGA最大の問題作」として紹介された「トイレッツ」に注目が集まった。
「これは男子トイレにしかないんですよ!」
8日の「伊集院光先生 特別授業『セガ アーケードゲーム』後編」では1日放送の前編に続き、伊集院光さんがセガの「しくじり」を語った。後編では、女子高生や子どもウケを狙ったゲーム、セガ倉庫に隠された秘密、業界初にこだわりすぎた「問題作」の失敗を紹介した。ツイッターのセガ公式アカウントもリアルタイムで、番組内で紹介されたゲームをツイート。このなかで最も拡散されたツイートが下記である。
「おしっこで遊べる!男性小便器専用ゲーム『トイレッツ』
コピーは、『人生で最初に握るコントローラー。』」
「トイレッツ」は番組内で、「SEGA最大の問題作」として紹介された。伊集院さんがこのゲームを紹介すると、スタジオは大盛り上がり。
「あったー」(平成ノブシコブシ・吉村崇さん)
「知ってるコレ」(花村想太さん)
「聞いたことある」(黒木ひかりさん)
伊集院さんは、男子は意外に知っているとしながら、
「黒木さんの『聞いたことある』って何ですか?これは男子トイレにしかないんですよ!」
とツッコミ。黒木さんは伝聞であるとしながらも、案外このゲームに詳しく「当てて楽しめるんだよね~みたいな」と語った。
「東京ジョイポリスにはまだ『トイレッツ』がある」
「トイレッツ」は主に、居酒屋やゲームセンターの男子トイレに設置されていた。便器にスピードセンサーが設置されており、小便を用いてゲームを楽しむことができる。伊集院さんによればこのゲームの開発には、構想5年、制作に3年を費やされたという。しかし繰り返してプレイすることができないなどの問題から、浸透することはなかった。現在は筐体の販売も終了している。
そんな希少なゲームではあるが、セガ公式アカウントによると、なんと現存しているそうだ。
「東京ジョイポリスにはまだ『トイレッツ』があるので、『やってみたい!』という人はお台場へどうぞ!」
さらにツイッター上では多数の目撃情報が寄せられている。
「トイレッツwwSEGA秋葉原1号館にあったね」
「トイレッツ代々木のSEGAにあったな」
同ゲームの公式サイトを参照すると、現在も稼働中かは不明だが、全国各地への設置情報が掲載されている。
また、同サイトでは筐体設置店舗からの感想が紹介されていた。
「トイレをすごくきれいに使っていただけるようになりました!」
「トイレッツを目的にお客様が来店されます!」
「初対面のお客様同士が、トイレッツで競い合っています!お店に活気がでました!」
「トイレに行列ができました!驚きです!」
おしっこで遊べる!
— セガ公式アカウント (@SEGA_OFFICIAL) September 7, 2020
男性小便器専用ゲーム『トイレッツ』
コピーは、
「人生で最初に握るコントローラー。」#しくじり先生 pic.twitter.com/npeS9ZN5ri
『#トイレッツ』開発風景です。
— セガ公式アカウント (@SEGA_OFFICIAL) September 7, 2020
尿の放出速度や量の多さを競いつつ、用を足す際に小便器の前に数分間立ち続ける性質を利用し、デジタルサイネージ機能も果たしました。
尿の勢いや量を検出するのに適した手法やメンテナンス・コスト面で課題があり、開発は苦難の連続でした。#しくじり先生 pic.twitter.com/zk8flt9a1d
東京ジョイポリスにはまだ『トイレッツ』があるので、「やってみたい!」という人はお台場へどうぞ!#しくじり先生 pic.twitter.com/C5Gsrkgc1A
— セガ公式アカウント (@SEGA_OFFICIAL) September 7, 2020