「このままでは巨人の一人旅になってしまう」
現在、野手ではタイラー・オースティン外野手(28)が8月5日に出場選手登録を抹消され、投手陣ではエース今永昇太投手(27)が8月16日に左肩の違和感で出場選手登録を抹消。これに続いて20日には平良拳太郎投手(25)が背中の違和感で登録抹消となった。一方で右足首捻挫で離脱していた坂本裕哉投手(23)が8日の阪神戦で復帰を予定しており、約2カ月半ぶりの登板となる。
「あえて追撃出来る可能性を考えれば、離脱した選手が早めに戻ってきてくれるということ。これが大前提となる。巨人がDeNAを追いかけるという立場なら違ってくるが、逃げているチームの戦力が整っており、追いかけているチームの戦力が欠けてきている。外国人選手が機能していないのは想定外だと思うが、このままでは巨人の一人旅になってしまう」(橋上氏)
また、橋上氏は9月7日に発表された澤村拓一投手(32)と香月一也内野手(24)のトレードについて言及。シーズン中盤に行われた交換トレードの「意味」を解説した。
「巨人は常にチームの活性化を念頭において編成している。いい意味で選手が安心出来ないような状況を作ってチーム内の競争を常に活発にしている。その一旦が今回のトレード。澤村投手に環境を変えてあげたいという球団の配慮もあると思う。もともと緊張感を持っているチームなので、さらにこれから佳境に入ってくるところで引き締め効果があると思う」(橋上氏)