タレントのつるの剛士さんが畑からのパクチー盗難被害を報告したツイートをめぐり、元新潟県知事の米山隆一さんとの間で異論・反論の応酬がある一幕があった。
発端となったつるのさんのツイートでは、家畜や農作物の盗難被害への注意を呼び掛ける農林水産省のツイートを引用して、次のように明かしていた。
「うちの畑も最近パクチーやられました(現行犯でしたが※『日本語わからない』の一点張り)ので気をつけてください。悲しいですが監視カメラ取りつけました」
「日本人でも外国人でも農産物を盗む行為は歴とした犯罪!」
つるのさんが引用した農水省ツイートは2020年9月3日、「家畜や農作物、トラクター等の機械の盗難被害が発生」していると注意喚起を行っていた。翌4日、つるのさんが「うちの畑も~」のツイートをした。
続くリプライなどを参照すると、実行犯を見つけたのは義理の弟で、反省しているようだったので通報はしなかったとのことだ。つるのさんは「犯人」について、ファンへのリプライで
「一応目星がついていますので。畑近くの工場で働いてる外国人。もちろん次見つけたら通報します」
と説明していた。
一方、米山さんはツイッターで7日、つるのさんの農林水産省引用ツイートに対して、こう指摘した。
「そのパクチーを取った人が外国人だとして豚泥棒が外国人と言う証拠はなく、実家が養豚農家の身として言うなら、大量に屠殺する手段を持たない外国人がこれを行うのはかなり困難で、むしろ同業者の可能性が高いと思われます。まるで外国人の犯罪かのように示唆してRTするのは極めて差別的だと思います」
これに対して同日、つるのさんは反論。
「養豚?僕は知りません!もう一度言います。日本人でも外国人でも農産物を盗む行為は歴とした犯罪!こちら100%被害者!差別??現行犯!事実!今回許してしまいましたが今後はこのような難癖つけられないよう次こそ必ず通報します!近隣の畑も同じ被害があるので連携しながらより防犯に努めます!以上」
翌8日、米山さんはつるのさんにこう返した。
「そうですね。被害に遭われた事には心より同情致しますし、犯人は罰せられるべきですが、統計上特段外国人に犯罪が多いと言う事は有りません。殊更に外国人が強調され、彼らが暮らし難くなるのは残念だと思ってTWしましたが言葉が過ぎていたら恐縮です。我が実家も日本人外国人の別なく防犯に努めます」
うちの畑も最近パクチーやられました(現行犯でしたが※「日本語わからない」の一点張り)ので気をつけてください。
— つるの剛士 (@takeshi_tsuruno) September 4, 2020
悲しいですが監視カメラ取りつけました。 https://t.co/53lZyLdh6s
そのパクチーを取った人が外国人だとして豚泥棒が外国人と言う証拠はなく、実家が養豚農家の身として言うなら、大量に屠殺する手段を持たない外国人がこれを行うのはかなり困難で、むしろ同業者の可能性が高いと思われます。まるで外国人の犯罪かのように示唆してRTするのは極めて差別的だと思います https://t.co/nW4Vt6B05R
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) September 6, 2020
養豚?僕は知りません!もう一度言います。日本人でも外国人でも農産物を盗む行為は歴とした犯罪!こちら100%被害者!差別??現行犯!事実!今回許してしまいましたが今後はこのような難癖つけられないよう次こそ必ず通報します!近隣の畑も同じ被害があるので連携しながらより防犯に努めます!
— つるの剛士 (@takeshi_tsuruno) September 7, 2020
以上 https://t.co/bRHhUiTfPq
そうですね。被害に遭われた事には心より同情致しますし、犯人は罰せられるべきですが、統計上特段外国人に犯罪が多いと言う事は有りません。殊更に外国人が強調され、彼らが暮らし難くなるのは残念だと思ってTWしましたが言葉が過ぎていたら恐縮です。我が実家も日本人外国人の別なく防犯に努めます。 https://t.co/uTBzbcw14h
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) September 8, 2020