テクノポップユニット・Perfumeが2020年9月6日、テレビ番組「おしゃれイズム」に出演し、下積み時代のエピソードを披露した。
握手会に集まったのは5人、しかも...
今年で20周年を迎える彼女たちがユニットを結成したのは2000年。現在は紅白歌合戦に12年連続出場、世界ツアーが満員御礼など目覚ましい活躍を見せるPerfumeだが、「下積み」が長かったのもよく知られた話。なんとブレークまでの間、「不仲で解散」というよりは「広島に帰らされる」「事務所から契約切られちゃうかも」と考える期間の方が長かったそうだ。
故に、2007年にリリースされた大ヒットシングル「ポリリズム」では、周囲に一発屋だと言われたが、「一発屋ラッキー! 一発屋になれた!! 最高じゃん!!」というポジティブな感情のほうが大きかったと明かされた。広島アクターズスクール出資の「もみじレーベル」、「TSUTAYA」だけに置かれるCDの販売を経て、3回目の「デビュー」でやっとメジャーデビューを果たすという紆余曲折の日々を過ごした彼女たちのメンタルの強さを感じさせるエピソードだ。実際、このシングルをきっかけに3人はあれよあれよと売れていくことになる。
「最初はサクラばっかりだったと後で聞いた」とインディーズ時代のミニライブや握手会を振り返ったあ~ちゃんこと西脇綾香さんは、握手会に5人来たが、3人は「サクラ」だったという珍事件があったことを告白。来場者の少なさにレコード店の人が気を利かせ、エプロンを脱いだ店員が手拍子をしていたほか、その5人が繰り返し握手に並んでくれていたことも説明された。
当初は「メンバー3人よりは多いしよかった!」と思っていたが、ふたを開けると本当のファンは2人だけだったという今では考えられないエピソードにスタジオは驚がくしていた。
視聴者からは、「『一発屋になれた!一発屋ラッキー!』と思えたことに、Perfumeさんの強さと謙虚さを感じる」「Perfumeの苦労話聞いてると諦めずに努力する大切さを痛感します」といった声が上がった。