FAするなら「楽天に行きたい」!? プロ野球選手の間で「人気」高まる理由とは

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   FA補強と言えば、かつては巨人の代名詞だった。

   落合博満、清原和博、江藤智、工藤公康、小笠原道大、杉内俊哉と各球団の主軸やエースを獲得。豊富な資金力と「巨人」というブランド力を武器に、他球団は太刀打ちできなかった。最近でも2018年オフには、広島でリーグ3連覇の立役者となった丸佳浩の獲得に成功している。

  • 今オフも大物獲得!?(イメージ)
    今オフも大物獲得!?(イメージ)
  • 今オフも大物獲得!?(イメージ)

「チームの雰囲気も良くてファンも温かい印象」

   ところが、現場の選手からはFA移籍で「意外な球団」が人気を呼んでいるという。在京球団の20代後半のある選手は言う。「楽天に行きたいという選手は多いですよ。金銭面を含めて待遇がいいし、岸(孝之)さん、浅村(栄斗)さん、鈴木大地さんとFA移籍した選手が伸び伸びプレーしているように見える。チームの雰囲気も良くてファンも温かい印象があるので人気なのだと思います」。

   楽天の球団創設は05年。17年までの12年間でFA獲得した選手は中村紀洋(元中日)、今江敏晃(元ロッテ)、岸孝之(元西武)の3選手のみだった。「屋外で春先は雪が舞う仙台は寒い」、「常勝チームではない」などネガティブな面がフォーカスされていたが、石井一久GMが18年8月に就任すると状況がガラッと変わった。

   同年オフに西武の主砲だった浅村栄斗を獲得。ソフトバンク、宣言残留を認める西武との争奪戦を制したインパクトは大きかった。昨オフもロッテの顔だった鈴木大地がFA宣言すると、獲得に乗り出した巨人との一騎打ちを制した。FAではないが、3年ぶりにメジャーから日本球界に復帰したサブマリン・牧田和久も西武、阪神との争奪戦に勝利している。

姉妹サイト