ハロー!プロジェクトはここのところ、YouTubeで「アニソン」をよくカバーしている。2020年の2月にYouTubeチャンネル「ハロー!アニソン部」を開設し、アニメ好きメンバーが集まって様々な作品の楽曲をカバーしていた。その中にはアイドルゲームも含まれるという訳で、アイドルゲームの老舗コンテンツ「アイドルマスター」(アイマス)シリーズもカバーを始めた。
「ハロー!アニソン部」動画でアイマス曲のシリーズ化も?
毎回「部長」としてMCを務める飯窪春菜さんと共に9月1日に公開された動画「ハロー!アニソン部#26現役アイドルが語る!THE IDOLM@STER特集!【アイマス】」に登場したのはJuice=Juiceの金澤朋子さんと、ハロプロ研修生の斉藤円香さん。好きなキャラクターは金澤さんが高槻やよいと水瀬伊織、斉藤さんが萩原雪歩とのこと。金澤さんが「GO MY WAY!」、斉藤さんが「Fate of the World」を歌唱した。なお、アイマス好きのハロプロメンバーとしてはもう1人、モーニング娘。'20に生田衣梨奈さんがいるのだが、この動画には登場しなかった。
コメント欄にはハロプロとアイマスの「兼業」ファンからのものも書き込まれ、「ハロプロとアイマスで育ったオタクだから本当に嬉しい!」「アイマス P兼ハロオタの私歓喜」「最近は声優もどんどん歌がうまくなっていっているけど、だからこそこうやって歌うのを聴くとハロプロ勢の歌唱力の高さが良く分かるわ・・・」などの声が。
実はこのチャンネルでアイマスの楽曲は7月19日公開の「ハロー!アニソン部#19」で斉藤さんが「M@STERPIECE」を歌唱済みなのだが、今回は「特集」となった。アイマスも楽曲数が多いので、シリーズ化の可能性もありそうだ。
「SLAM DUNK」から「まどマギ」「血界戦線」まで
ハロー!アニソン部のチャンネル開設は6月だが、収録自体は2月から行っていた。初のカバーからしてアイドルものの「ラブライブ!」であり、代表曲「それは僕たちの軌跡」「Snow halation」など合計6曲を歌って盛り上がっていた。
カバーされる作品は1990~2010年代のものに集中していて、「SLAM DUNK」から「あなただけを見つめてる」(大黒摩季さん)、「ONE PIECE」から「Super Powers」(V6)、「魔法少女まどか☆マギカ」から「コネクト」(ClariS)、「血界戦線」から「シュガーソングとビターステップ」(UNISON SQUARE GARDEN)など。メンバーもアニメ好きが集まっているだけあって、小田さくらさん・野中美希さん・加賀楓さん(以上モーニング娘。'20)、竹内朱莉さん(アンジュルム)、米村姫良々さん・斉藤円香さん(以上ハロプロ研修生)らが「常連」メンバーになりつつある。普段培った歌唱力を生かしてアニソンをカバーするだけでなく、合間にマニアックなクイズに答えたり、アニメ「邪神ちゃんドロップキック」でアフレコ体験をさせてもらったりと、企画内容も幅広い。「部活」のコンセプトで始まったはずが、メンバーの仕事にもつながりそうな本格的なシリーズになりそうな気配もある。