「ガソリン車なら、かけっ放し状態のままのことが多い」
姉妹の車内取り残しは、事件へと発展したが、もし子供が車内に残された場合はどんな危険があるのだろうか。
母親の車は、ドイツ製の高級車だったが、最近の車について、トヨタ自動車の広報担当者にJ-CASTニュースが9月4日に取材して話を聞いた。
エンジンをかけておけば、エアコンで車内を冷やすことができる。エンジンをかけたまま、ドライバーが車を離れると、エンジンがしばらくして止まることはあるのか。
自社の車について、担当者は、こう話した。
「ハイブリッド車については、エンジンをかけっ放しで行くと、充電された後にエンジンが止まります。ガソリン車なら、しばらくしてエンジンが停止することはなく、かけっ放し状態のままのことが多いですね。しかし、車種や年代によって色々なタイプがあり、一概には言えません」
外からドアをロックした場合は、車内からドアを開けられないかについては、こう言う。
「ロックしても、大人が車内からドアを開けられない車はないと思います。ただ、チャイルドロックされていれば、後部座席からドアを開けることはできないですね」
エンジンが止まった場合、車に始動ボタンがあっても、ブレーキを踏まないとかからないのが普通だそうだ。ボタンを押してアクセサリーの電源が入り、エアコンが効いても、長時間ならバッテリーが上がってしまうことも考えられる。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)