「養生テープ」九州で需要増 「特別警報級」台風10号への備えか

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   2020年9月6日から7日にかけて特別警報級の勢力で奄美・九州地方に上陸するおそれがあると報じられている台風10号だが、ネット上では養生テープが店頭から売り切れていると話題になっている。

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2019年の台風19号でも品薄に

   養生テープを窓ガラスに貼ることで割れた破片の飛散を防ぐことができる、といった情報がネット上で拡散され、養生テープに品薄が生じる――こうした現象は、2019年10月に台風19号が発生した際にもみられた。

   そして今回、大きな被害をもたらした台風9号に続いて接近している台風10号は記録的な大雨や暴風が見込まれている。これに際し、気象庁は4日に国土交通省と合同で臨時記者会見を開き、「きょう中に台風の備えを」終えるように呼びかけた。

   これを受けてか、4日の14時ごろから「養生テープ」というワードが国内のツイッタートレンドで上位入り。ツイートを見ていくと、養生テープが売り切れているとのツイートが多くみられるようになっている。

   本当に19年のように売り切れが生じているのか、J-CASTニュースは4日午後、九州各地のホームセンターに取材を行った。福岡市のホームセンター1店、熊本市のホームセンター1店、そして鹿児島市のホームセンター1社に養生テープの在庫について確認したところ、いずれも売り切れとのことだ。

   また、フリーマーケットアプリ「メルカリ」では養生テープの出品が増えているようだ。4日に「養生テープ」と検索を行い、新しい順に結果を並べると、2日以前ではそもそも養生テープの出品自体があまり見られない。ところが、3日ごろから増え始め、4日中に出品されたものでは100件以上を確認することができた。

   この状況に、ツイッターでは「近所の大きめのホームセンターだけど、養生テープとかはすでに全滅だった」「養生テープもガムテープもどこも売ってない」「不用品売ってるような人達がいきなり養生テープの転売屋になってる」といった声がみられる。

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