「ユーミン早く死んだほうがいい」発言は「民主主義の議論が成り立たなくなってしまう」 元TBS龍崎孝氏が見解

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   大学講師がシンガーソングライターの松任谷由美さんを非難した件で、情報番組「ひるおび!」(TBS系)の2020年9月2日の放送では、流通経済大学の龍崎孝教授(元TBS政治部長)が自身の見解を語った。

  • 画像はひるおび!公式サイトから(TBSサイト内)
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「安倍総理も国会の運営の仕方とか...」

   発端となったのは、京都精華大学の白井聡講師(政治学・思想史)が8月29日に自身のフェイスブックへ行った投稿。松任谷さんが安倍晋三首相の辞任会見について「テレビでちょうど見ていて泣いちゃった。切なくて」とラジオ番組で語ったという報道を受けて、「本当に、醜態をさらすより、早く死んだほうがいいと思います」とコメントした。

   発言には批判が続出し、9月1日に白井氏がフェイスブックを更新。投稿の削除を行ったとした上で「偉大なアーティストは同時に偉大な知性であって欲しかった。そういうわけで、つい乱暴なことを口走ってしまいました。反省いたします」と謝罪した。

   この一件はひるおび!で取り上げられ、一連の流れについて出演者の立川志らくさんは「自分が正義だと思っているから、罪悪感すらおそらくない。一番タチが悪い」とコメント。八代英輝弁護士は「今必要なのは寛容さであったり、自分と異なる価値観を認め合うことではないかな」などと語った。

   その後、「龍崎さんいかかがですが」とMCの恵俊彰さんから話を振られると、龍崎氏は

「本質的には安倍さん批判ということをおっしゃられたいんだと思うんですね。それは学者であったり、いろんな立場で批判をしたりするのは構わないと思うんです。ただ、安倍さんが好きだ、安倍さんを認めたい、という人を否定してしまうと、もはや民主主義の議論が成り立たなくなってしまうわけですよね」

とした上で、白井氏の発言には軽率なところや、SNSの運用を履き違えた部分があったのではないかとコメントした。その後、

「ただ、1つ言えば私なんかが見てると、安倍総理も国会の運営の仕方とか、そういうのやっぱり、かなり乱暴な部分が、私はあったと思うんですね。そういうこともきっと(白井氏の)心の中にあったと思いますが、それだと安倍総理とご一緒になってしまうかもしれませんよ、ということをなぜ自分で考えなかったのかな、と思いますね」

と続け、恵さんは「そういう批判があるんだったら、その批判を堂々とやればいいことですよね」と返答した。

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