株価の高値警戒感も
8月27日付リポートで6800円から8300円に引き上げたSMBC日興証券は「郊外立地への追い風」を挙げた。もともと出店費用が安い郊外のロードサイドに店舗が多いしまむら。「不便な店へ行ってでも買いたい商品」をそろえている強みがあるところへ、コロナ禍によって郊外の昼間人口が増え、郊外に住む人が郊外で買い物をするようになった、ということなのだろう。SMBC日興証券はまた、過剰在庫が減り在庫鮮度が上昇する「在庫調達抑制」に取り組んでいることが、足元の収益を伸ばしていると指摘した。
ただ、SMBC日興証券は「短期回復の強さは評価」しながらも「長期回復に向かうか確信はまだ持てない」としている。株価の方も回復が急テンポだっただけに高値警戒感も強く、このまま上昇基調を続けるかどうかは見方が分かれそうだ。