信託強化で「富裕層獲得」に勝機か オリックス銀行×ソニー銀行の事業提携を読む

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資産を合理的に管理・運用するための仕組みが「信託」

   そもそも信託とは何だろうか。なぜ富裕層向けの商品として使えるのだろうか。最後に解説しておこう。

   信託とは「自分が持つ資産を、信頼の置ける人に預けつつも、自分が決めた目的に従って、管理・運用してもらう」という意味がある。したがって、たくさんの資産を持つ富裕層の人にとって、合理的に資産管理を行うための道具として提案できる商品になる。

   例えばたくさんの資産を持つ富裕層の人々がよく気にする「相続」について、信託できる商品を提供しているのがオリックス銀行である。自分にもしものことがあったときに家族に適切に資産を配分するように託しておけば、配分を間違えるリスクを押さえ、手続きが楽にできるメリットがある。

   ちなみに信頼ができる資産の預け先というと「銀行」が思い浮かぶだろうが、法令上「信託」は銀行業とは別の扱いになっている。銀行だからといってすぐに「信託」業が始められるわけではなく、手続きには相応の時間や費用がかかる。

■相続信託の利用有無による違い

引用元:かんたん相続信託/オリックス銀行(https://www.orixbank.co.jp/personal/trust/inheritance/)
相続が発生すると銀行口座の入出金が停止し解除するための手続きが面倒になる。その面倒さを軽減してくれるのが相続信託の魅力である。
引用元:かんたん相続信託/オリックス銀行(https://www.orixbank.co.jp/personal/trust/inheritance/) 相続が発生すると銀行口座の入出金が停止し解除するための手続きが面倒になる。その面倒さを軽減してくれるのが相続信託の魅力である。
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