としまえん閉園で「カルーセル麻紀と脳内変換」 そんな人が続出した理由

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   2020年8月31日をもって94年間の歴史に幕を下ろす遊園地「としまえん」について、その閉園を各メディアが報じた。同日、テレビでは複数のニュース番組でその歴史を振り返る特集が放送されるなどしているが、そんな中、一部の視聴者の間で、これらの報道をきっかけにタレントのカルーセル麻紀さん(77)を思い出したとする声が相次いでいる。

   これらの報道を見たとするあるツイッターアカウントは、1度だけとしまえんに行ったことがあるとしつつ、「どうしてもカルーセル麻紀と脳内変換」とツイート。また、別のアカウントもとしまえんについて「カルーセル麻紀の私物かと思いきや」と、冗談を交えつつ本人を連想したとツイートしている。

  • 「としまえん」のメリーゴーラウンド「カルーセル・エルドラド」(同園のウェブサイトから)
    「としまえん」のメリーゴーラウンド「カルーセル・エルドラド」(同園のウェブサイトから)
  • 「としまえん」のメリーゴーラウンド「カルーセル・エルドラド」(同園のウェブサイトから)

としまえんの象徴として愛され続けてきた「カルーセル エルドラド」

   これらの声が指し示すもの、それは、同園のアトラクション「カルーセル エルドラド」だ。同園のウェブサイトによると、カルーセル エルドラドが誕生したのは1907年のドイツで、当初は同国で使用されるも11年にアメリカに渡り、64年まで稼働を継続。その後、7年間の休眠期間を経て、71年にとしまえんで稼働を再開したという。ウェブサイトには他にも、「100年以上の歴史を超え、夢とロマンを語り継ぐとしまえんのシンボル」といった文字が躍るなど、まさしく、としまえんの象徴として来園者に愛され続けてきたメリーゴーラウンドだ。

   そのメリーゴーラウンドがカルーセル麻紀さんを連想させるのは、もちろん、回転木馬を意味する「カルーセル」という単語が共通しているからに他ならない。同様のツイートは他にもあり、あるアカウントは、

「すごく古い回転木馬『カルーセルエルドラド』の前でミュージカルを観た記憶があるんだよなぁ。後ろで見てたオバさんたちが〝カルーセル〟に反応して、ずーっとカルーセル麻紀の話をしていたのを子ども心に『勘弁してくれよ!』と思いながら」

と、閉園の報道を目にしたことで、カルーセル エルドラドとカルーセル麻紀さんが結びついたエピソードを思い出したこと、及び、後ろに座っていた女性たちの話でミュージカルに集中できなかったという当時の情景を懐かしんでいるほどだ。

「私的には、『カルーセル』は恐れ多い」

   ネット上に上がっているこれらの声だが、テレビ界においても同様の声が上がっていた。8月27日に放送された「バラいろダンディ」(TOKYO MX)では、やはり、としまえんの閉園についての特集が組まれていたが、その際、カルーセル エルドラドについて今後の扱いが未定であるとの話題が出たほか、番組に出演するパネリストの誰かが購入した上で保存しないかという、やや脱線したトーク展開になる一幕があったのだ。

   パネリストの1人である小山慶一郎さん(36)が「分解して、部品部品でナジャさん、欲しかったりするんですか?」とタレントのナジャ・グランディーバさんに話を振ると、ナジャさんは、

「私的には、『カルーセル』っていう名前が付いているものを買い取るとかいうのは......」
「そこは、やっぱり恐れ多いですよ」

と、自身が尊敬するというカルーセル麻紀さんに引っ掛けて回答。さらに、梅沢富美男さん(69)が「誰か、お金持ちがね、これ、買い取ってくれればいいんだけどね」と合の手を入れると、「何とかねー、カルーセルさんが買い取ってくれれば一番いいんですけどね」とも述べるなど、やはり、カルーセル エルドラドとカルーセル麻紀さんを結び付けて発言していたのだ。

   これらのトークが終わると、話題は別のものになり、としまえん特集は終了。一般視聴者同様、テレビに出演する芸能人の間でも、やはり、同様の連想をした人は多かったようだ。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

姉妹サイト