長友佑都「控え」でマルセイユ移籍報道も... 「結局スタメン奪いそう」「レギュラー取れると思う」

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   サッカー日本代表DF長友佑都(33)が、フランス1部の強豪マルセイユへ移籍する見通しであることが2020年8月31日に報じられた。トルコ1部ガラタサライを退団し所属先を探していた中で、欧州5大リーグの上位クラブへの移籍報道はファンを驚かせた。

   報道によると、長友は「控え」で獲得する見込みとされており、出場機会は限られてくる可能性がある。だがインターネット上では、これまでの長友の経歴から、ポジション奪い返しに期待も集まる。

  • 長友佑都(2018年7月撮影)
    長友佑都(2018年7月撮影)
  • 長友佑都(2018年7月撮影)

「もう一花咲かせてほしいな」

   長友は6月末をもって、約2年半在籍したガラタサライとの契約が満了。移籍先としてこれまでUAE(アラブ首長国連邦)や、古巣のFC東京などがあがっていたが、再び欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)、それも今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を得ているマルセイユへの移籍報道は驚きをもって伝わった。

   仏メディア「レキップ」や「テレフット」によると、マルセイユは経験豊富な選手を求めて長友に白羽の矢を立てた。すでに現地入りしており、31日にもメディカルチェックを受ける予定という。ただ、主力というよりも、同じ左サイドバックのDFジョルダン・アマヴィ(26)の「控え」として想定しているといい、チームに安定性をもたらすだろうと報じている。

   マルセイユは日本代表DF酒井宏樹(30)が所属5季目を迎える。2人の共演の可能性も注目されるが、ツイッター上のファンの期待は長友のレギュラー奪取に集まる。

「マルセイユ長友はインテル長友に次ぐインパクトがあるな。それにしてもこのフェニックスぶりよ...ビラボア(編注:アンドレ・ビラス・ボアス監督)は控えとして考えてるみたいだが、長友ならスタメン奪取してくれると信じてる!」
「控えのDFなんだろうけど、右も左もできるのを売りにしてたこともあるし、もう一花咲かせてほしいな」
「長友は結局アマビからスタメン奪いそうだよな。。。」
「長友ならアマヴィの控えなんかじゃなくレギュラー取れると思うぞ」

「最終的には長友がまたスタメンに」

   こうした声が寄せられるのは、これまで長友自身が何度もレギュラーの座を奪い返してきたからとみられる。ガラタサライでも、外国人選手枠の問題で出場機会が減ったラスト半年ほどを除き、主力として活躍を続けた。

   そして、7年在籍したイタリアの名門インテルでは、何度監督が代わっても信頼を勝ち取ってきた。当時のインテルは優勝から遠ざかっていたこともあって監督交代が多く、長友は在籍した11年1月~18年1月の間、10人の監督を経験。各監督の発足当初こそベンチに回る試合が多く「構想外」とも報じられた。その度に「移籍したほうがいい」という論調もあったが、勤勉さとひたむきな努力を続けてポジションを奪取。毎シーズン2ケタの試合に出場している。

   サッカーメディア「ザ・ワールド」は17年10月、「(長友は)移籍市場が来るたびに放出の噂が流れ、インテルはより質が高いとされるサイドバックを補強してくる。ところが、最終的には長友がまたスタメンに戻ってしまうのだ」とし、イタリア国内でもこうした現象が「奇妙だ」と報じられたと伝えていた。

   マルセイユのアマヴィは20年8月13日、新型コロナウイルスに感染していたことをクラブが発表していた。CLも戦うため、選手層の厚みは必須となる。長友にとって、体力的に衰えも出てくる現在とイタリア時代とではもちろん状況が異なるが、もし移籍が実現した場合、欧州の地で再び輝くことに期待が集まる。

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