立憲・石垣議員の「体を壊す癖」投稿に批判続く、リツイート10万超 一部で擁護の声も、「どこが差別」「辞める必要ない」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

石垣氏「配慮が足りなかったと反省しお詫びします」

   安倍氏は菅野氏の投稿直後となる17時からの会見で、首相辞任の意向を正式に表明。理由として潰瘍性大腸炎の悪化を明言し、経過を説明した。第1次政権時代も同じ持病の悪化で辞任したが、その後新しい薬が効いて体調は回復。第2次政権が発足すると「この8年近く、持病をコントロールしながら何ら支障なく総理大臣の仕事に毎日全力投球することができた」が、8月上旬に再発したという。

   一方の石垣氏は同日22時すぎ、複数の報道機関から問い合わせがあり、回答書面を作成したとしてツイッターにもアップ。「与党自民党および政府は、『持病で職を辞す』という経歴をおもちの安倍晋三氏がその職責を十全に果たせるような措置をとりませんでした。職場のノーマリゼーションという観点からは、選任側の責任として、『同じ理由で辞めることのないように環境を整備する』ことが必要だったはずです」などとして、政府・与党の責任を引き続き追及している。

   ほぼ同じタイミングで立憲民主党の枝野幸男代表は、石垣氏の問題ツイートに厳正に対処すべきとの指摘を受け、「申し訳ありません。執行部として不適切であるとの認識を伝え然るべき対応を求めました」とツイッターに投稿した。すると29日0時前、石垣氏は再度ツイッターを更新し、「先ほど福山幹事長より『"大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物"という表現は、不可抗力である疾病に対して使う言葉として不適切である』とご指摘を頂きました。確かにこの箇所の表現に、疾病やそのリスクを抱え仕事をする人々に対する配慮が足りなかったと反省しお詫びします」と謝罪した。

   続けて石垣氏は「立憲民主党は綱領で『私たちは、一人ひとりがかけがえのない個人として尊重され、多様性を認めつつ互いに支え合い、すべての人に居場所がある「共に生きる社会」をつくります』と掲げています」「この綱領のもと、私も党の一員として、『身体的特性や疾病で、本人の就労意思が阻害されない、強くたおやかな社会』『全ての差別を克服する社会』を構築するため、今後も引き続き職務に邁進して参ります」との意思を表明した。

姉妹サイト