「優勝に貢献したということが評価」
2020年8月27日時点で巨人は56試合、広島は57試合を消化。勝ち星でいえば7勝の戸郷が5勝の森下を上回り、防御率でも戸郷が僅差で森下を上回っている。今後も両投手による激しい争いが繰り広げられると予想されるが、橋上氏は新人王レースのポイントとしてペナントレースの行方に注目しているという。
「現状のチーム状態を見ると、巨人が首位を走っており、広島は下位に沈んでいる。新人王の選出にあたってはチームの順位も重要なポイントになると思います。同様の成績ならば優勝したチームの選手が選ばれる可能性が高いと思います。チームが優勝すれば、その優勝に貢献したということが評価されますから」(橋上氏)
また、今シーズンは中日のキューバ出身のアリエル・マルティネス捕手(24)とヤリエル・ロドリゲス投手(23)が新人王の資格を得て、新人王レースに参戦している。
「中日の2選手は非常に良い選手ですが、新人王争いでいえば戸郷投手と森下投手の2人が抜けているので厳しいかと思います。マルティネス捕手が何らかのタイトルを取れば新人王が見えてくると思いますが、戸郷投手と森下投手が2ケタいきそうですので、現状では戸郷投手と森下投手の争いになると思います」(橋上氏)