「自分に有益となる外部人材を寵愛」する「架空の男性」
そして、最後のテーマである「シロツメクサ」ではシュールさが頂点に到達。シロツメクサの花は小さい花の集合体であり、その花が少しずつ咲くことによって花の新鮮さが長持ちしていると虫たちに誤認させ、有利に子孫を残しているとの説明を行う際、山田さんはなぜか、シロツメクサを「ジャンベさん」という、社会的地位がとてつもなく高いという架空の男性に例えた上で、ジャンベさんは周囲の人を常に利用しながら有利に仕事を進めていると解説。新内閣発足時の記念撮影を彷彿させるイラストを例示しつつ、「(ジャンベさんは)周りを同志で固め、1つの強い集団のように見せています」と解説した。さらに、山田さんは、
「うっかり失敗したときは、周りにいる仲間たちが責任を取っていなくなり、すぐに新しい仲間が入ってきます。常にクリーンな集団であることをアピールし、より長い間、偉いポジションを保つための生存戦略です」
と解説したのだった。
この後もジャンベさんについての解説は続き、山田さんは「自分にとって有益となる外部の人材を寵愛し、甘い蜜をたくさん吸わせるのです」などと解説。これらの解説を林田アナは時にけげんな表情を浮かべつつ聞くなどしていたが、全体としては山田さんの説明に納得。最終的に大筋で山田さんの主張を聞き入れると、番組はフィナーレを迎えたのだった。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)