プレジデントオンライン、麹町文子氏の記事削除 「史上最長、最悪、病弱、無能総理...」編集部「お詫び」も

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   ニュースサイト「プレジデントオンライン」は2020年8月27日に配信した記事『"世界の嫌われ者"文在寅にも完敗...史上最長、最悪、病弱、無能総理・安倍晋三の末路』を削除したと発表した。

   プレジデント編集部の小倉健一編集長の名義でツイッターに掲載されたコメントでは、編集部がつけた記事タイトルによって、「病気であるか否か」だけが総理大臣の資質であるかのようにもとれる印象を与える結果となった、として謝罪。再発防止に努めるとした。

  • プレジデントオンラインが安倍首相「病弱」批判の記事を削除(画像はプレジデントオンライン公式サイトより)
    プレジデントオンラインが安倍首相「病弱」批判の記事を削除(画像はプレジデントオンライン公式サイトより)
  • プレジデントオンラインが安倍首相「病弱」批判の記事を削除(画像はプレジデントオンライン公式サイトより)

ツイッターのトレンドにも

   記事は8月27日朝にプレジデントオンラインで配信された。内容は8月24日に歴代最長の連続在職日数を更新した安倍晋三首相を、健康不安や外交面の観点で批判するものだった。執筆者は「政経ジャーナリスト」の麹町文子(こうじまち・あやこ)氏。

   記事に対しては、そのタイトルなどを問題視する声がインターネット上で多く聞かれていた。ツイッターではトレンド欄に、タイトルの一部が表示された。

   こうした中、プレジデントオンラインの公式ツイッターは27日16時55分に、プレジデント編集部編集長の小倉健一氏名義で「プレジデント編集部からのお詫び」と題したツイートを投稿。当該記事を削除したことを報告した。

   小倉氏は記事を削除した理由について「本記事は総理大臣の資質として、病気であるか否かだけを問うものではありませんでしたが、編集部が付けたタイトルによって、それが必須の資質であるかのようにもとれる印象を読者の皆様に与える結果となってしまいました」と述べ、「著者並びに読者の皆様にお詫び申し上げるとともに、再発防止に努めます」とした。

   8月27日17時30分現在、プレジデントオンライン公式サイトで記事のURLを開くと「お探しのファイルが見つかりませんでした。または掲載期間が終了しました」と表示され、見ることができなくなっている。

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