タレントの小倉優香さん(21)がレギュラー出演していたラジオ番組「アッパレやってまーす!」(MBSラジオ、関西ローカル)の生放送中に降板を直訴し、それから3週間が経った2020年8月26日に降板が正式に発表された。
この日の夜は番組が生放送され、小倉さんの降板に言及。番組では、出演者の多くがリスナーからの下ネタメールを読み上げてあいさつするのが恒例化していたが、AKB48の柏木由紀さん(29)がこの日のあいさつで話題にしたのは「とってもおいしいビスケット」。普段よりも番組への注目度が高いことを気にしたとみられ、ケンドーコバヤシさん(48)は柏木さんの「処世術」に驚嘆していた。
「皆さんへの直接のメッセージはないんですが」
小倉さんをめぐる降板問題は7月29日の放送で発生。番組終盤に小倉さんが突然
「朝早く起きて夜早く寝るという生活をしてて、ちょっとラジオがつらくなったので、辞めたいと事務所に言ったんですけど、3~4か月話してくれないので、ここで言います。辞めさせてください」
と宣言し、それ以降は小倉さんが出演しない状態での放送が続いてきた。MBSは8月26日に書面で行った三村景一社長の会見で、小倉さんの番組降板を発表。この日夜の放送で、ケンコバさんが
「さて、皆さん、小倉さんの突然の降板発言があり、皆さんびっくりされてしまったと思うんですが、彼女なりの考えや思いがあったということだと思いますが、番組を卒業することに!まぁ、またどこかで会えたりもするでしょう。皆さんへの直接のメッセージはないんですが、彼女もね、1年ぐらいですか?もうちょい?1年半ぐらい?楽しい思い出もあるでしょうから、皆さんどこかで見かけたら、是非彼女のこと応援してあげてください」
などと経緯を説明した。
その上でケンコバさんは、
「というね、メッセージを今日は、やっぱり言っておいた方がいいと僕も思っていたんですけれども、まさか、あの柏木さんの処世術...?」
と話した。
アンガ山根は筋トレ、田中・ケンコバは「肛門」、その余波で柏木も...
「処世術」とは、番組開始時の柏木さんのあいさつのことを指す。番組レギュラーは、降板した小倉さん、ケンコバさん、柏木さん、アンガールズ・山根良顕さん(44)、田中卓志さん(44)の5人。このうち、山根さんは自らが力を入れている筋トレに関する話題をからめてあいさつし、ケンコバさん、田中さんは、「肛門」にからめたリスナーからの投稿を読み上げることが恒例化していた。その余波で、柏木由紀さんも
「肛門からWifiが飛んでいる柏木由紀です」(5月27日)
「今日は、おろしたての笑顔で、知らない肛門にも『おはよう!』と言えました。柏木由紀です」(8月5日)
などとあいさつすることがあり、アイドルの言動としては珍しいとして波紋を広げていた。
「ネットニュースの記者の方とかも聞いてると...」
8月27日の放送でも、ケンコバさんと田中さんは慣例どおり「肛門」をからめてあいさつ。そんな中で柏木さんが口にしたのが「とってもおいしいビスケットを見付けました!AKB48の柏木由紀です」。ケンコバさんが「今日はいろんな人が聞いてるかもしれないからって...、本当にアイドルか!」と突っ込むと、柏木さんはあくまで
「とってもおいしいビスケットを見付けたって報告したいな~!って思って」
と応じていた。
ケンコバさんは、「処世術」に触れた直後に
「おそらく、放送でこういうこと(小倉さんの降板に関する言及)があるだろうと、ネットニュースの記者の方とかも聞いてると思います」
とも話している。これに柏木由紀さんが
「いっぱい聞いてる。今日は絶対聞いてる」
と反応すると、ケンコバさんは柏木由紀さんの胸の内を代弁してみせた。
「今日は絶対聞いていると思って、『何かないか、何かないか』と思って、『ビスケットあるやん』!」
田中さんは「ずるいよ。こっちは相変わらず肛門あいさつして...」と突っ込むも、柏木さんは「何も言ってもいい決まりですよね?オープニングは」と反論していた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)