「止めたのだから『ナイスキーパー!』で良いんじゃないか」 日本がGKを育てるために、何が必要なのだろう

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米国若手GKに感じた「力強さ」と「ダイナミックさ」

   19年のU-17W杯、日本-米国戦(0-0)。山野氏は日本代表GK鈴木彩艶(ざいおん、18歳、189センチ)の技術の高さに驚くとともに、米国代表チトゥル・オドゥンゼ(17歳、200センチ)に、日本人GKにはあまり見られない「力強さ」や「ダイナミックさ」を感じたという。

「基本技術を習得しているのは大前提で、米国のGKはそれにプラスして野性的というか、躍動感あふれるダイナミックな動きをしていました。相手の予想より数センチ先まで飛べる、手が伸びる。シュートに対する準備の時間さえ与えてくれない状況下でも、咄嗟の動きで止められる。実際、それで何本もの決定機を阻止していました。

2メートルの巨体でこれだけの動きができることに、私は衝撃を受けました。日本では見ないタイプの選手です。世界で評価されるのはこういう選手なのだなと思いながら見ていたのですが、オドゥンゼ選手はイングランド・プレミアリーグ、レスターの下部組織に所属していると後で知り、納得できました」(山野氏)
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