2020年8月25日に明らかになった、タレントの山口もえさん(43)の新型コロナウイルスへの感染。ウイルスの流行が続き、著名人の感染報告が相次ぐ中、山口さんもその1人となってしまった形だ。
また、夫で「爆笑問題」の田中裕二さんも26日夕方に新型コロナウイルスへの感染が確認された。元々、濃厚接触者として2週間を目途に自宅待機が決まっていたとはいえ、相方の太田光さんは1人で「サンデージャポン」(TBS系)をはじめとする仕事に臨むことになる。
そのサンジャポだが、太田さんについて、「サンジャポ、太田一人だが止められるやつはおるんかいね」といった心配の声がネット上に上がっているのだ。
「太田抜き」のときは無難な展開だったが...
爆笑問題といえば、太田さんの時に自由すぎるボケを田中さんがその都度いさめる姿がたびたび話題になるなど、まさしく2人の関係は、「アクセル」と「ブレーキ」といった趣きのコンビだ(ファンの間からは、「本当にヤバいのは田中」という意見もあるが)。特に司会を務める際には、田中さんが実質的な進行を担い、太田さんが茶々を入れる、という役割のことが多い。このため、太田さんが1人でサンジャポの司会を務めるとなると、上記のような声が視聴者から上がるのは無理もないことだ。
特にサンジャポといえば、多数の個性的なパネリストを相手に爆笑問題の2人が番組を進行させるスタイル。それを考えると田中さんの不在は、それすなわち、司会が「アクセルだけの車」とでも言うべき状況に陥る可能性がある事態である。
なお最近では、2019年の2月3日と3月31日には太田さんがサンジャポを欠席。このうち、3月31日については田中さんが1人で司会を務めたことは記憶に新しい(2月3日は太田さんの代わりに橋下徹元大阪市長が番組に出席)。太田さん欠席の理由は、2月3日に関しては太田さんがインフルエンザを発症したためであり、また、3月31日に関しては、前日の30日に太田さんがフジテレビの生特番「ENGEI グランドスラム LIVE」に出演した際に転倒して頭部を強打し、経過観察のため番組を休んだためだ。2月3日に関しては田中さんが橋下氏の補佐を受けつつ、また、3月31日は田中さんが1人で司会を務め、危なげなく番組を進行していた。
ちなみに田中さんも2012年、ウイルス感染による伝染性単核球症で一時期、休養したことがある。「サンジャポ」の方は幸いつつがなく終わったが、田中さんの代役として出演した「S☆1」(TBS系)では太田さんが例のごとく大暴れ、という一幕も――。
さて、今回のサンジャポではブレーキを失った太田さんが暴走するか、はたまた、いつになく常識的に司会を務めるか、「予断を許さない状況」を視聴者は固唾を飲んで見守っている。
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)