Jリーグ「若手GK」台頭の理由とは? 18歳のスタメンも...GKコーチが語る「尽力者」と「変化」

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「まだ『世界』で通用するかどうかを評価できる段階にありません」

   東京世代やそれ以下で将来が嘱望されるGKは他にもいる。ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ小久保玲央ブライアン(19、193/81)は18歳で海を越え、ポルトガル1部ベンフィカのU-23チームに所属。パリ五輪世代だが、東京世代の代表に飛び級で選出経験もある。ガーナ人の父と日本人の母を持つJ1・浦和レッズの鈴木彩艶(ざいおん、17、189/91)も19年のU-17W杯で正GKとして躍動、一躍注目の的になった。また、J1のリーグ戦こそ出場はないが、横浜FCの市川暉記(21、190/86)は8月のルヴァン杯で先発出場。J2を見ると、アルビレックス新潟の藤田和輝(19、186/82)、京都サンガの若原智哉(20、185/83)らが今季リーグ戦複数の試合に先発している。

   山野氏は若手GKが続々と台頭している現在の状況を「本当にポジティブなことです」と歓迎する。そのうえで、期待を込めてこう語っていた。

「確かに今季のJ1では多く若手GKが台頭していますが、『世界で通用するかどうか』は、また別の話だと思います。世界のGKはさらに進化しています。先ほどアカデミー出身選手が多いと話しました。育ってきたクラブで活躍できることと、世界のクラブで活躍できることの間には大きな壁があるでしょう。選手としてはコロナ禍でめぐってきたチャンスをどれだけ糧にできるかにかかっています」(山野氏)

(J-CASTニュース編集部 青木正典)

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