Jリーグ「若手GK」台頭の理由とは? 18歳のスタメンも...GKコーチが語る「尽力者」と「変化」

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

7人全員が「Jリーグアカデミー」出身

   冒頭にあげたJ1の若手GK陣について、山野氏はその「出身」にも着目する。7人全員、柏の滝本も含めれば8人全員がユース、ジュニアユース、ジュニアなどからなるクラブごとの育成組織「Jリーグアカデミー」出身なのだ。期限付き移籍で湘南に在籍する谷以外は現所属クラブのアカデミーで育っており、その谷も、本籍を置くガンバ大阪のユース出身。逆に、高校の部活(高体連)出身者はいない。

「今年の高校・ユース世代のJリーグ加入内定者もそうです。GKは7人いましたが、J1・J2クラブの内定者に高体連出身の選手はいませんでした。J3・FC今治に東海大福岡高から1人加わったのみで、残る6人はアカデミー出身です。

このような現象が起きるのは、高校入学の段階、あるいはその前の段階でアカデミーが有力選手をスカウトしているからとも考えられます。しかし、部活動のGKコーチが増えてきたとはいえ、強豪校でもGKコーチがいないサッカー部はまだまだあります。そうすると若い時に、元々スカウトされるほどの才能を持ったGKが、JリーグアカデミーでハイレベルなGKコーチの指導を受けられれば、のちのち大きな差になってくると思います。今後も高体連出身のGKは減っていくかもしれませんね」(山野氏)
姉妹サイト