世田谷区医師会サイトの「医師会の検査とは関係ない」が話題に
「新しい世田谷モデルに期待します」「どんどん広げて誰でも気軽に検査できるようになるといい」と歓迎する声も寄せられた。その一方で、陽性者が続出することによる医療崩壊への懸念のほか、「施設の閉鎖が必要になるし、嫌がらせや誹謗中傷を受ける」「1回だけじゃ効果は限定的」「体調不良の状況にあり不安を抱えている方々を優先すべき」などと疑問や批判の声も噴出した。
世田谷区医師会が8月24日、「報道されております『世田谷モデル』について」と題したお知らせをサイト上に出したのもツイッターで話題になった。そこでは、区のモデル事業は社会的検査であって、症状のある患者らを対象に医師会が行う医療的検査と「全く関係ありません」と断言していたことから、医師会が区の事業に反対しているのではないかといった憶測も流れた。
このことについて、区医師会の事務局長は8月25日、J-CASTニュースの取材に「そういうことでは一切ありません」と否定したうえで、次のように述べた。
「区の事業とごっちゃになっている区民の方もおられ、会員の先生にも問い合わせがありましたので、医師会ではやらないことを分かってもらいたくて出したものです。区は、保健所や医療機関が大変な状況にならないようにしたいと会合などで話していましたので、医療崩壊を防ぐ対策は、区が考えられていると思います。我々は、できることをやっていくだけですね」
事業を担当する区の保健医療福祉推進課では、医師会のお知らせについて取材にこう話した。