線路の石にレール、犬釘まで... 「売れるものは何でも売ってお金に」銚子電鉄、破天荒通販の陰の「願い」

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「ローカル鉄道を取り巻く環境は...」

   銚子電鉄の広報担当者によれば、銚子電鉄線の乗客のうち8割ほどを占める観光利用客の数は、コロナ禍の外出自粛によって減少。例年走らせていたイベント列車の運行もできない状況になった。前述の食料品も、商品を卸している店舗で売り上げが落ち込むなど、コロナ禍の影響を受けた。

   そうした中でも、銚子電鉄はYouTubeチャンネルを通じた情報発信や斬新な商品開発を行うなどアクションを続けた。また、8月28日にはクラウドファンディングで500万円を調達し、製作した映画『電車を止めるな!~呪いの6.4km~』の公開が始まる。8月25日時点では都内の会場などで上映が決定しているが、今後も上映会場を募集する。

   こうした銚子電鉄の取り組みを取り上げるメディアは少なくない。担当者は取り組みが話題になることを感謝しつつも、「うちに限らず、ローカル鉄道を取り巻く環境はどこもかしこも厳しいと思う」と同業他社への思いを寄せる。その上で「コロナが落ち着いたら、地方ローカル線に乗って『小さな旅』を満喫していただけたらと願っています」と語った。

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