「窮状」伝えるツイートが拡散、ショップにも反響
「石」は銚子電鉄の公式オンラインショップで売られているが、ショップには他にもインパクトのある商品が並んでいる。例えば「カットレール」は銚子電鉄で使われていたレールをその名の通り「カット」した商品。石と同様、一見すると用途がわからないが、商品説明には「文鎮としてもご利用いただけます」と書かれている。
また、レールを枕木に固定するのに使う「犬釘」を加工して作った栓抜きや、銚子電鉄全10駅全90区間の切符をコンプリートした「銚子電鉄全駅全区間乗車券」といった商品もある。
ツイッター上では、こうした銚子電鉄のYouTube動画や商品のラインアップに着目したユーザーが、8月23日に「(銚子電鉄を)助けてあげて」と呼びかけ。ツイートは3万リツイート以上拡散されるなど、大きな反響があった。銚子電鉄の窮状を知ったユーザーからは、
「みんなで買ってあげようよ」
「ささやかながら注文させていただきました」
などのコメントが寄せられた。
J-CASTニュースが8月25日に銚子電鉄の広報担当者に取材すると、このツイートをきっかけにオンラインショップで大きな反響があったという。
「カットレール」や「犬釘の栓抜き」はツイートの拡散を受けて一時品薄状態となっていたが、すぐに在庫が補充された。担当者によれば、カットレールや犬釘はいずれも廃材を利用して作っているといい、特にカットレールについては「レールをカットすればいくらでも作れます」と在庫には余裕があるとした。