環境省「萌えキャラ」に効果はあったか 君野イマ・ミライ、1億2000万円PRの評価

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   環境省の「萌え」をテーマにしたキャラクターをめぐり、SNS上で賛否両論寄せられている。

   温室効果ガスの排出削減に向けた「COOL CHOICE(クールチョイス)」キャンペーン普及のために制作されたが、「何でも萌えればいいってもんじゃない」「私は結構好きです」と意見が分かれている。

   環境省によれば、約1億2000万をかけてPR展開をし、一定の手ごたえはあったという。

  • 環境省ツイッターより
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   「COOL CHOICE」のイメージキャラクターとして、女子高生という設定の架空の人物「君野(きみの)イマ」「君野ミライ」が17年2月に公開された。

   節約やエコに興味のない「イマ」に、知的でしっかり者の「ミライ」が地球温暖化対策などを伝える――という筋書きだ。

   クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」でキャラクターのコンセプトとデザインを募り、それぞれ266件、135作品集まった。その後一般投票(総投票数2031票)を踏まえ、最終的に山本公一環境相(当時)が決定した。

   環境省が20年8月21日、ツイッターで「3DCG動画などで、2人と一緒にCOOL CHOICEについて楽しく学んでみよう!」などとキャラクターを改めて紹介すると1万7000以上リツイートされ、

「何でも萌えればいいってもんじゃないでしょう...」
「何でもかんでも、若い女性たちを漫画化したり動画にしたら『受ける』って思ってないよね?」
「政府にも『萌えキャラクター』が浸透したのは非常に良い」
「環境省の3D動画見たけど、普通に分かりやすかった。私は結構好きです」

などと是非をめぐり大きな議論を呼んだ。

   実はキャラクターの披露時にも同様の議論が起きており、環境省のツイートで再燃した形だ。

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