使うノートに「こだわり」
J-CASTニュースは20年8月19日、三浦さんにメールを通じて取材した。普段は会社員として働く三浦さんは、現在35歳。競技人生は中学2年生のときに「当時テスト勉強に飽き、テストの合間にやってみたらハマった」ことをきっかけにスタートした。
三浦さんは、長いあいだ「現役生活」を続けられている理由に「単純にやっていてめちゃくちゃ楽しい」ことを挙げた。競技の魅力については「場所を選ばず、ノートさえあれば競技を行える。そして、タイミングを合わせるために屈伸運動が続きますので、意外にかなりいい運動になります」と話し、「ノート」という身近な文房具があれば競技を楽しめる「ハードルの低さ」も特徴だとした。
技は、ノートを上にトスし、空中で上からひっくり返す「天地返し」など8種類が存在。ただ、今回の動画が話題になったことで、ジャグリング、ペン回し、ピザ回しなど様々な界隈から「技」に関する意見が寄せられた。三浦さんはこうした意見に「インスピレーションを受けた」といい「何か新技を増やせればとは思っています。今はほぼ右手、縦回転技のみなので、横回転や肘、足、頭など使っていくのかもしれません」と展望を語った。
一方で、三浦さんがこだわりを見せるのが、使用する「ノート」だ。
「ノートによって難易度には大きな差が出ます。現在私が使用しているノートはデルフォニックスというメーカーさんの『ロルバーン ノート』シリーズです。ノートを操るにはある程度、手との間に摩擦が必要なのですが、ロルバーンのこのタイプは表紙に光沢加工があり、グリップ力が非常にあります」
三浦さんは競技を続ける中で様々なノートを試した末に、このノートに行き着いたといい「まるでフリースタイルノートブックを行うためにあるような、手に馴染むノートです」と評した。