「都の指標の方が優れている」とは発言してません 大曲貴夫医師が「悪質な誤報」と抗議、NHK「誤解を招く表現」認める

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「都の基準を他と比較した発言ではないと分かった」

「本日NHKニュース7で、私 大曲貴夫が新型コロナウィルス感染症の東京都モニタリング指標について『都の指標の方が優れている』と発言したと報道されました。私はそのような発言はしていません。指標の選択の根拠を述べましたが、国の指標との優劣など一切論じていません」

   この投稿は、1万件以上もリツイートされるほどの反響を呼んでいる。

   さらに、大曲氏は、「私の人格を傷つける悪質な誤報です。速やかに訂正頂きたい」とも求めた。これらの投稿は、大曲氏のフェイスブックでも行われている。

   大曲氏の誤報指摘について、NHKの広報局は8月21日18時半、J-CASTニュースの取材にこう説明した。

「きのうのニュース7の放送では誤解を招く表現があり、 現在対応を検討しております」

   その後、同日夕のニュース7では、重症者の基準について、都の考え方を改めて紹介するなどした後、NHKのアナウンサーが、大曲氏の発言内容を紹介した前日の放送に言及した。

   大曲氏が「都の基準の方が実態を反映している」と発言したかどうかを改めて確認したところ、大曲氏のは、都の基準を他と比較した発言ではないと分かったと説明した。そのうえで、アナウンサーは、「誤解を招く(ナレーションの)発言でした。失礼しました」と述べた。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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